お米の種類を知っておこう!
お米の種類は大きく分けて3種類です。
ジャパニカ米(中粒種)
- 元々は、東南アジアなど亜熱帯気候の地域で栽培されました。
- 今は、東南アジアやイタリア、スペインなどで作られています。
インディカ米(長粒種)
- 高温多湿で雨期と乾期という気候の変化にも対応できるお米として今も世界中で作られています。
- 東南アジアや東南アジアを中心に、北米や南米など世界中で作られている品種です。
ジャポニカ米(短粒種)
- ジャポニカ米は寒さに強いので、日本を始め、中国や台湾で栽培されています。
- 有名なコシヒカリ(日本)はジャポニカ米に分類され、粒が丸くてツヤがあるのが特徴です。
中国のお米の品種では、長香米(中国)があります。
このお米は、世界で一番細長いと言われています。
ギザ175(エジプト)は粘り気など日本のお米に似ています。
オリザグラベリア(アフリカ)は、芳香米です。
最後に、カオ・ドック・マリ(タイ)もオリザグラベリア(アフリカ)のように香りのするお米で、
こちらはジャスミン米と呼ばれます。
カオ・ドック・マリ(タイ)はインディカ米に分類され、煮るとジャスミンの香りがしてきます。
日本のお米の系図・品種
- 画像引用:JA全農ひろしま「ひろしまの米い〜ね!通信」 お米の家系図
お米の構造
お米はいつも食べているけれど、お米の構造って意外と知らない人も多いと思います。
玄米は、果皮と種皮という薄い皮でできたぬか層に覆われています。
その内側にあるのが、糊粉層です。
玄米を精米すると、ぬか層の薄皮と糊粉層、胚が取り除かれます。
残るは、内側の胚乳という部分です。
ここにはでんぷんが含まれています。
精米して私たちが食べているのは、胚乳です。
胚乳を白米と呼んで食べています。
お米は一粒がとても小さいのに、こんなに色々詰まっていてすごいですね。
ご飯の栄養成分
ご飯の栄養成分は、たっぷりあります。
骨を作るカルシウム、その働きを助けるマグネシウム、身体に不可欠な鉄分や糖質、たんぱく質やビタミンも含まれています。
ご飯の栄養成分の中でも、便秘ぎみの人には嬉しいのが食物繊維です。
食物繊維がご飯の栄養成分に含まれるって、意外と知らない人も多いんですよ。
日本人は昔からお米を食べる習慣があります。
どうしてお米が主食になったのか、栄養成分の種類とその豊富さを知ると頷けますね。